今回は理美容師のカット、パーマ、カラーリング、シャンプー等のテクニック以外の見えないテクニックについて紹介させてもらいますね。
サロンや訪問先で髪の毛を切っていると様々なお客様がいらっしゃいます。
- 髪の毛が異常に多い人
- 髪の毛のクセが強い人
- 髪の毛が太い人・細い人
- 髪の毛が長い人・短い人
- 髪の毛が少ない人・あまり無い人
そうです今回のテーマである、髪の毛が少ない人・あまり無い人、要するにオブラートを取っ払うとハゲている人のカットテクニックをご紹介します。
例えばこんな髪の毛の人↓
正直、5分~6分もあればカット終了します。
バリカンで周りを刈って、上をチョンチョンと切って、境目をスキバサミでぼかすだけです。
どんなにゆっくり切っても10分はかかりません。
目を閉じてでも切ることができます。
でもそれでは、お客様(ハゲた)は納得がいかないかもですね?
隣のお客様より遅く切り始めて自分が先に終わったり、いかにも髪の毛が少ないから早く終わっちゃたんですって時間で切り終えられると嫌なもんでしょうね。
なので理美容師は、とてもゆっくり切っています。
言い方を変えるなら、その方のカットをしている時間は技術よりも接客メインにしています。
明らかにハサミを動かすスピードを遅めます。
もちろんバリカンなんて使いません。
ハサミで丁寧に刈り上げます。
バリカンを使うと一瞬で切り終えちゃうからです。
そして会話を弾ませるようにします。
むしろ会話を弾ませないとすぐに切り終えちゃいますから。
とにかくお客様に時間を長く感じてもらえるようにいろんな努力をします。
他にも手を止めてリアクションしたり、身振り手振りのジェスチャーを交えて会話を楽しみます。
ちなみに髪の毛が薄い人も多い人もカット料金は同じです。
多分全世界的にその部分は共通だと思います。
髪の毛が多い人はそれなりに手間も時間もかかりますが髪の毛に関する余計な気は使いません。
髪の毛が少ない人はカットは比較的楽に終わりますがその他の面で精神的に気を使って接客します。
例えば、『すべる』『減る』『少ない』『激しい』等は個人的にはNGワードとして気をつけています。
この記事では、髪の毛が薄い人を馬鹿にしたり、誹謗中傷したりしているわけではありません。
理美容師はカットやパーマ、シャンプー、カラーリング等のいろんな技術の他にも、こんなテクニックを使っているんですっていうことを記事にしてみました。
この記事に関しては同業者でも様々なお考えやご意見あると思いますが、あくまでも個人的な見解で発信していますのでご理解下さいませ。
お気を悪くされたのであれば先に謝罪しておきます。
以上、美容室・理容室でお客様でハゲている人と普通の髪の毛の人のカットにかける時間とテクニックについてでした。