若かりし頃、やんちゃな彼女と同棲していました。
見た目も雰囲気もAKBの島崎遥香みたいな感じ。
いや、ぱるるにPUNKを足した感じ。
簡単に言うと、かわいいけど凶暴な女性でした。
ある日、僕は当時働いていた美容室のスタッフ10名位と居酒屋で飲んでいました。
もちろん同棲していた彼女にも一言電話を入れて…
電話の時点で、若干怒っていた様子でしたがスタッフを引き連れている以上帰るわけにもいきませんでした。
時は過ぎ
終電の時間になったのでほろ酔い姿で家に帰ると、彼女は仁王立ちしていました。
様子を悟った僕は、まず軽めに
『ごめんね 遅くなって。』
彼女は
『はぁ? とりあえず土下座。』
土下座で済むならお安い御用とばかりに土下座をした瞬間。
ビィィ~ン
と聞き馴染みにのある音。
そう、それはバリカンでした。
その2秒後に目の前に髪の毛がバサッと落ちたのを確認しました。
すぐに、頭を触ると真ん中のラインだけ髪の毛がない!
あ~ やられた…
時既に遅し、僕は落ち武者状態になっていました。
その後も、彼女の暴走は続き…
着ていたシャツもハサミで切り刻まれました。
コントで爆発した人の服みたいになりました。
今思うと、ホントにヤバイやつでした。
ひとしきりいろんなものを切り終えた彼女は安心したのかその場に腰をおろしていました。
まずは、危険物を持っていた彼女からバリカンとハサミを回収して話し合うことに。
この時点でかなりマヌケな画です。
ぱるると落ち武者が散らかった部屋で話している状態ですから… カオスです。
そんな落ち武者と話している彼女は、僕の落ち武者状態に笑いが止まらなくなり
結果としては仲直り(一方的な彼女のヒステリーでしたけどね。)しました。
でも落ち着いて入られません。
僕は翌日も美容室で働かなくてはいけません。
落ち武者が美容室で働いていいはずがありません。
なんとかしないといけません。
残りの毛は自分でバリカンでやっつけました。
はい、丸坊主の出来上がりです。
僕はガタイがいいので普通に織田無道になりました。
もちろん次の日は、帽子をかぶって営業です。
知ってますか? この坊主頭って厄介なんです。
伸ばす課程が面倒なんです。
明日にでも一気にロングになることができれば問題無しなのですが…
髪の毛って1ヶ月に1センチから2センチ程度しか伸びません。
要は、一ヶ月経ってもまだ坊主感が残ってるということです。
僕は必死に伸ばしたいと思いました。
今思えばこんな商品が当時あればよかったなぁと思います。
そうコレです。
アスロングという商品です。
美容師仲間から存在を聞いて知りました。
今度、誰かに謝って土下座中にバリカンを入れられたらこの髪の毛が早く伸びるシャンプーを使ってみます。
芸能人の髪の毛ってすぐに伸びるような気がしませんか?
もしかしたらこういう商品使ってるのかなぁ…。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事が、なにかのお役に立つことができれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
全てノンフィクションです。